なぜ塗り替えるの?塗替え豆知識
お家の劣化
- 家の表面には塗膜があり紫外線や雨風から家を守っています。
- 時がたつと塗膜の劣化が進み、美観も低下します。
- 放置しておくと塗膜の保護機能が喪失し、外部から水や腐食物質が侵入し、建物の寿命に影響を与えます。
よみがえる!我が家
- お家も人と同じく健康管理と早めの手当てが必要です。
- 美しく、そして長く守るためには、外敵に強い塗装が決め手となるのです。
- 塗替えにより美観を取り戻したり、機能を回復したり、デザインを変えたりして「わが家」をリフレッシュしてみませんか。
お家の名称は?
- 劣化症状や判断基準を説明する前に、お家の部位の名称をご説明します。
- これらは次の劣化症状判断の対象となります。中には塗装しない部位もあります。
塗替え時期はいつなの?
- お家の劣化具合によって違いますが、新築後、塗替え後、8年~12年後くらいが基準となります。
- 下記のような症状が出たら塗替え時期のサインです。専門塗装業者に相談しましょう。
気になる症状がでたらお問い合わせください。
塗料はどんな塗料を使うの?
- 戸建ての塗り替え塗料には、大きく分けて水系塗料と溶剤系塗料の2種類があります。
- 以下にそれぞれの特徴を記載しています。
溶剤系塗料の特徴
- シンナーで希釈する溶剤系塗料は臭いが鼻につきます。
- 耐久性は溶剤系の方が若干勝ります。
- 鉄部等の素材に対しての密着が水系より良いです。
そろそろ疲れてきましたか?
- 塗料は下塗り塗料と上塗り塗料に分かれます。
- 水系・溶剤系ともにあります。以下にそれぞれの特徴を記載しています。
上塗り塗料(水系・溶剤系)
- 通常は上塗り材を中塗り・上塗りに分け2回塗ります。
- 少数ですが、中塗り材が別で別れた塗料もあります(中塗り材1回+上塗り材1回)。
- 上塗り材自体が弾性(伸縮性)タイプもあります。
- 屋根・壁とも、断熱タイプ・遮熱タイプがあります。
- 下塗り同様、そのまま使用できる1液型と主材・硬化剤を混ぜて使用する2液型があります。
- 2液型の方が劣化した下地に強固に密着します。
- 中塗り・上塗りを兼ね備えた厚膜型の上塗り塗料もあります。
- 素材によっては下地処理の後、上塗りを直接塗装する場合もあります。
- 仕上りの見た目ですが、艶あり(10割)、半艶(5分)、3分艶、艶消し等があります
もう少しでおわりです
上塗りのグレードは?
- 上塗り材のグレードは、弾性(伸縮性)機能の有無か、セラミック複合の有無か等によっても違います。
- こちらでは、主に樹脂(成分)の違いによる分類とさせていただきます。
アクリル(5~7年)
- 価格は安いが、耐久性に劣るため、短いサイクルでの塗り替えが必要となる。
- 弾性タイプはゴム状の塗膜で形成されており、ひび割れが多い下地に有効、また防水性に優れている。
- 防藻、防カビ性は劣る。シリコン含有タイプもあり、これらを克服している
ウレタン(7~10年)
- 塗膜が固くアクリルよりも耐久性、防汚性に優れた中価格の塗料。
- 耐紫外線にも優れている。
- 鉄部、木部、付帯物に使用することもある。
シリコン(10~14年)
- 耐久性・防汚性・防カビ・防藻性に優れたウレタンよりさらに高い性能を持つ塗料。
- 耐紫外線にも優れている。
- お家の塗り替えでよく使われる主流的な塗料。
- 鉄部、木部、付帯物に使用することもある。
マスチックNANO・ラジカル制御(13~16年)
- 樹脂を劣化させるラジカルを制御する機能を備えた塗料。
- 耐久性・防汚性・防カビ・防藻性に優れたシリコンよりさらに高い性能を持つ塗料。
- 耐紫外線にも優れている。
- メーカーによってはシリコン樹脂やフッ素樹脂を併せたハイブリッド塗料がある。
- マスチックNANOはナノシリコン樹脂を使用したハイブリッド塗料。
- 価格はシリコンより少し高価になるが、耐久年数が長いため、塗替えのサイクルコストは良好である
フッ素(14~18年)
- 耐久性・防汚性・防カビ・防藻性などの性質がマスチックNANOやラジカル制御より格段に優れた塗料。
- 価格はラジカル制御系より高価になるが、耐久年数(目安は20年程と考えていただいて良いです)はかなり長くなる。
- ラジカル制御機能を併せ持つタイプもある。
無機(15~23年)
- 耐久性・防汚性・防カビ・防藻性などの性質が他より格段に優れた塗料。今のところ塗料のグレードでは最高峰。
- 価格は格段に高価になるが、耐久年数は他よりかなり長くなる。
- 実は30年程耐久の向き塗料もあります。詳しくはお問い合わせください。
- ラジカル制御機能を併せ持つタイプもある